こんにちは!近藤です!
今回は第73回横浜名流華道展へ行ってきた後編です!(๑˃̵ᴗ˂̵)
前編でもお伝え致しましたが華道では三大流派以外にもいくつかの有名な流派があります!
主に7つの流派があり今回後編では7つの内3つをご紹介致しますね!(*´꒳`*)
嵯峨御流
「嵯峨御流」は八世紀後半から九世紀前半の「嵯峨天皇」をルーツとする流派です。
嵯峨御流は一時衰退しますが、鎌倉時代に再興、江戸時代には大覚寺の花務職を果たすなどしたことから全国に広がるようになりました。
嵯峨御流の特徴は、草花そのままの姿を活かしながら、人の心を表現するという手法です。
嵯峨御流の手法は草花で天地人を表現する「生花」、草花の色合いを活かして自然の景観を切り取る「盛花」、花瓶を使用する「瓶花」、神事などの儀式に用いられる「荘厳花」の四つを合わせた「伝承花」、植物の生命力に対する敬意を示す「祈り花」、目には見えない風や気の流れなどを表す「才の花」、心のままに花を生ける「想い花」の三つを合わせた「心粧華」によって構成されています。
未生流
未生流は江戸時代の後期に大阪で誕生した流派です。未生斎一甫と未生斎広甫という二人の華道家によって作られた流派の評判は京都まで届くようになり、そこから「未生御流」という名前を与えられるようになりました。
未生流の特徴は、植物は素材のままではなく、人の手を加えることで本来の美を発揮できるという考え方。幾何学の理論に基づいて計算された緊張感のある美しさと、東洋哲学を基本にした考え方を中心としています。直角三角形の形に花を生ける技法によって、その世界に宗教的な思想や精神的な思想などを表現することを根本としているのが未生流の特徴。
古流
「古流」は江戸時代の中期に「今井一志軒宗普」という人物によって創始されたと言われています。明治になると一時期衰退しますが、江戸を離れて金沢で再興。
当時の金沢は西洋から受ける影響が少なかったため、伝統的な技術を持った古流は盛んになっていきます。
古流は儒教の教えを花によって表現することを目的とした流派で、江戸時代の様式を現代に伝えることも特徴です(*´-`)
展覧会の写真です↓
今回は前編と後編で華道の流派についてご紹介致しました!今まで展示会などあまり行ったこともなかったですし華道の流派が今回ご紹介した流派以外にもたくさんあることを初めて知り驚きました(*´-`)
普段行かないようなところへ行ってみるのも価値観がまた変わり勉強になりますね!
この展覧会毎年開催されているようで気になった方はぜひチェックしてみてくださいね(*´-`)
ではまた来週に〜